甲殿Life~海辺のお家と小さな動く箱

甲殿(こうどの)の青い空、蒼い海、碧い風… 海のある暮らしと遊動生活。

伊根の舟屋

先入観に とらわれた人の目に邪魔されず『直観力』で生きていく… 。
「こうあるべき」といった 他人がどう思うか を基準にしていては、心の声に素直に従うことはできないのです。
なるべく 心を開放してあげて『 私たちは、旅を続けています。』
 

「日本海側の京都を訪ねるなら絶対行ってみて!」

 

そんな お客様との会話を思いだし
“ぶる~へぶん号”を走らせた場所…


そこは…

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「伊根の舟屋」

 


京都府与謝郡伊根町。

 

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若狭湾に面した静かな入り江に舟屋の町並みがあります・・・。

 

 

私たちは、京都に残る ここでしか見られない貴重な街並みにたどり着きました。

それは「伊根の舟屋」といわれ…
静かな入り江に面して木造の家が立ち並ぶ、美しい光景・・・。

 

 

まずは

 

「道の駅 舟屋の里 伊根」を訪問しました。


伊根湾を見下ろす丘の上にあるため、湾を一望することができ…

 

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遠くに舟屋も見ることができました。


伊根湾に沿って隙間なく軒を連ねている舟屋。

曲がりくねっている伊根湾を広範囲に、舟屋が続いている様子が一望できます。

 

雄大「やっぱり近くで あの家屋を観てみたいね~」

 

アーミ「この大きい“ぶる~へぶん号”が入るかな…」

 ここの道の駅で確認を取ると…
この丘を下れば伊根町 観光案内所があるらしく…その前が駐車場になっていますよ!とマップを手渡してくれます…。

 

テンション上がってきた私たちは、このノスタルジックな舟屋群をより近くで見学することに…

 

雄大「伊根の舟屋って確か“寅さん”のロケ地じゃなかったっけ?」

アーミ「第29作 “男はつらいよ” (寅次郎あじさいの恋) のロケ地みたいよ!」

「昭和57年の作品だって…私 7歳よ~」


こんな時、即座に調べることができるスマホは便利です。

 

「NHK朝ドラ “ええにょぼ”もここが舞台だったんやね~」

「そうそう!ミポリンの“幸せになるために”って曲が主題歌!わたし大好きだった!」

 

そんな会話とともに丘を下ります。

 

 

 

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家々の一階部分は海側に大きく口を開けていて
漁船着場らしきものが海沿いに建てられた家屋からは、直接船の出入りができるという構造・・・

二階は二次的な生活の場としての居室となっています。

綺麗に改装された舟屋が、一棟一組様限定の客室になった民宿もあるとか…。


一夜を過ごす旅人は、さざ波の音を聞きながら情緒を味わうことができるのでしょうね…。

 


伊根の町は、この日、厚い曇に覆われて…
手を伸ばせば届きそうなところに、重く垂れ込めていましたが・・・
それでも心はなぜだか晴れやか・・・。


それは…


「初めてなのにどこか懐かしい風景に二人がいるように思えるからなのかな・・・」

 

 


舟と共に暮らし…

海と共に生きている人々・・・


風がほのかな海苔の香りをまとって、とても癒されました・・・

 

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春の海 ひねもすのたり のたりかな

(与謝蕪村)

 

 

 

 

 

 


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