私たちが訪れた場所は・・・
京都府の北部に位置する「宮津市」
海に近いのが特徴…
若狭湾に面していて
ここに来ても やはり「海を感じられる場所」を選びました・・・
そこは…
天橋立(あまのはしだて)
京都府北部、日本海の宮津湾にある『天橋立』は
陸奥の『松島』・安芸の『宮島』とともに、日本三景とされている特別名勝のひとつです。
この3か所を巡ることは、“3つの海を巡る旅”ともされているんですよ。
広島「宮島」では瀬戸内海、京都「天橋立」では日本海、宮城「松島」では太平洋と…
三景には海があることが共通しています。
少しずつ旅をして、3つの景色を制覇する…
「あこがれてました。」
海を横切る1本の線・・・
アーミ「天橋立って、人工的に作られたんじゃないんだよ・・・」
「自然にできた道なんだって」
雄大「自然って不思議だね!どうやって できたんだろうね・・・」
「それにはね・・・物語があるみたいよ」
私は…1975年〜1994年、TBS系列で放送されたTVアニメ“まんが日本昔ばなし”のDVDを全巻持つほどの大ファンなのです。
『むかしむかし、大昔。
この世にまだ、天と海しかなかった頃のお話じゃ。
神々の国と日本を繋ぐ橋が今の宮津湾にあったそう。
美しい日本をご覧になるために、多くの神々がこの橋を下りていかれたそうな。
橋の下には美しい娘がたくさんいて、すぐに神様たちと仲良くなって歌ったり、踊ったり、幾日も楽しい時を過ごしたのじゃった。
ところがある時…
娘達は自分達も神の国へ行ってみたいと言い出したそうな。
神様達は困った挙句「声を立てないこと」を約束してくれるならと、内緒で娘達を連れていくことにしたそうじゃ。
ところが娘達は「橋の上で声をたててはいけない」という約束を破ってしまい、橋は崩壊。そのまま放り出されたそうな。
この崩れた橋の一部が『天橋立』となって今でも語り継がれておるのだそう・・・』
そんな日本昔ばなしを臨場感たっぷりに読み上げているうちに…
「到着!!」
「広島“宮島”、宮城“松島”は、旅行会社時代に行ったことがあるけど、京都“天橋立”は,
はじめてだから楽しみ!」
「それじゃぁ!リフトに乗って実際に見てみよう!」
有名な“股のぞき”をやってみたいので、まずは展望台へ行くことにしました。
展望台へ上がるにはモノレールかリフトを利用するとのこと…。
ぶる~へぶん号を駐車場へと停め
天橋立ビューランドのモノレール乗り場へ…
すると
「申し訳ございませんがペットを連れてのモノレールの乗車はお断りしております。」と
アロハはモノレールに乗れないとのこと…
「ペットは展望台に行けないってことですか?」
「ただし、リフトをご利用いただけます。」
「抱っこしていただくことになりますが大丈夫ですか?」
アロハも連れて行ってあげたい!
「抱っこするので一緒にリフトに乗せて下さい!・・・」
さあ、アロハも一緒にリフトへGO!
待ちに待ったリフトからの海抜約130mの景色は、息をのむほどの美しさで
天橋立全体を、かなり遠くまで見渡すことができて
まるで空を飛んでいるような感覚!!
アロハは どうかな・・・ 大丈夫かな・・・
表情がかたいような・・・
雄大君にしがみついています・・・
天橋立ビューランドに到着!
天橋立ビューランドには「股のぞき台」があります。
その台の上に立って、自分の股の間をのぞき込むと、天橋立の景色が反転して見えるらしく・・・
「せーの」
上下反転した天橋立の景色は、躍動感溢れる龍の姿!!
迫力があるうえにとても新鮮!!
天橋立ビューランドを訪れる人ほ皆さん これを楽しんでいるよう・・・
「こうして、日本の神話を辿ると、日本中を旅することがますます、楽しくなってきました・・・」
「瀬戸内海では“宮島” 、太平洋では“松島”、そして念願の日本海の“天橋立”と、三景!“3つの海を巡る旅”が、やっとできました。」
「アーミの“まんが日本昔ばなし”を聞きながら観光したので…ビューランドからの“飛龍観”と呼ばれる絶景を よりリアルに楽しむことができますした。」
YouTube
「こうやって若い頃観てた“まんが日本昔ばなし”の舞台を訪れるのも楽しいものなんですね。」
日本三景の一つとして知られる
「天橋立」
天橋立の魅力は、その景観の美しさだけでなく
歴史書の神話にも登場してくる聖地ということもあるんじゃないかと思う。
「神様と私達・・・ 神話と歴史が、ずっとつながっているんだね」
今と つながっているから、私達がこうしているのかな・・
天上の神々と地上の人間界をつなぐ架け橋と記された…
最強のパワースポット「天橋立」
素敵な場所でした。
甲殿Life~海辺のお家と小さな動く箱