アーミ「おはよう」
1日が、はじまる ごく普通の言葉…
雄大「あっ おはよう」
いつもと同じ寝具で目覚め
いつもと同じ挨拶…
いつものカーテンを開け…
その瞬間からはじまる独特な目覚め…
「わぁ~!私たち旅してるんだ~!」
この 景色の違い…
なんて言い表せばいいのかわからないけど…
なんとも言えない お得感を一瞬で感じる瞬間…。
「旅先での“ぶる~へぶん号”の目覚めは、昨日までの記憶と“今”が一気に繋がり、スタートする…日常にはない不思議な感覚なのです。」
「アロハも きっとそんな感覚なのかな…」
旅行2日目に目覚めた場所…佐田岬三崎港フェリーターミナル。
ぶる~へぶん号の旅は、目覚めた瞬間から日程が、はじまります。
九四フェリーさんにお世話になり いよいよ九州へ…
四国の最西端、日本一細長い半島、佐田岬に沿って行く航路は、佐田岬の長さを実感させられ 四国と九州を最短、70分で結びます。
雄大「ぶる~へぶん号の航送料金は、普通車から2ランクアップで7メートル未満の料金がかかります…今回の、愛媛から九州へ渡るにあたって 色々な経路を検討しましたが佐田岬三崎港まで走ることにより運賃を抑えることができました。今後の日程も組みやすく、このフェリーに決めました。こういう経費はお安く抑えたいですよね。」
宮崎へ…218㎞の大移動
「この道のりはホント遠く 又、休憩場所も少ない為、睡魔との戦いでした。」
しかし 宮崎市内へと入ってくると雰囲気は一変します…
「助手席でウトウトしてた私が 、いつのまにかカメラを持ち、写した一枚です(笑)」
私たちが、最初に選んだ 九州旅行の場所は…
浦島太郎のルーツとも言われ…
日本にいながら海外リゾート気分にひたれる場所…
「青島神社」
このフェニックスが ゆっくりと“青島神社”へと誘ってくれるかのように ぶる~へぶん号は走ります。
青島神社
広い太平洋にぽっかり浮かぶ美しいロケーション。
恋愛のパワースポットとして大人気だとか…
GW前の観光客もまばらな表参道を抜けると見えてくるのは…
海水浴やサーフィン、ボートセイリング、ヨットなど宮崎を代表するマリンスポーツの基地…青島ビーチ…。
まず現れたのは「幸せの黄色いポスト」
青島神社に祀られている山幸彦と豊玉姫が恋文をやりとりしたとされることから、縁結びのシンボル…。
郵便ポストとしての役割もちゃんと果たす「幸せの黄色いポスト」として人気だそうです。
ビーチから神社までは800mほど…
青島神社への入り口は まさに“海”
ビーチを抜け、“国の天然記念物「鬼の洗濯板」を横目に見ながら、弥生橋を渡ります。
満潮の時には、ほぼ隠れて見えなくなってしまうというから 私たちは、岩場を散策でき「自然が作った奇跡」を間近で見られラッキーでした。
青い空と青い海に映える真っ赤な鳥居。
赤と青のコントラストが美しい…
神話のヒーローは、浦島太郎のモデルにもなっている神様「山幸彦」…
兄「海幸彦」から借りた大事な釣り針を失くしてしまいます。
賢明に探し「塩筒大神」という神様にアドバイスで、海の宮殿へ。
そこで出会ったのが、ヒロインの女神「豊玉姫」。
彼らはすぐに恋に落ちて結婚したのだそう。
また、豊玉姫の助けもあって釣り針も見つかりました。そして、兄に釣り針を返した場所が青島。
ここは、古事記などで有名な神話「海幸山幸兄弟」伝説の舞台。山幸彦と豊玉姫のロマンスの地でもあることから、縁結びの神が宿ると言われています。
「“浦島太郎伝説”が伝わる場所と聞いて竜宮城もこんな感じなのかなぁ~と思ってしまうような そんな雰囲気の神社です。」
本殿の前の横道から奥へ入ると、青島神社の中心部・本宮のあるビローの森へと行くことが出来ます。
まずはこの絵馬で出来たトンネル「祈りの古道」を通ります。
この森には約5,000本の常緑樹・ビローの木があり、中でも最高樹齢のものは約350年だそうです。
「ビローはとても背が高くて密集しているので、まるで南の島に迷い込んだような不思議な気持ちになります。」
海幸彦・山幸彦の伝説が残る。社殿は、まさに壮麗。
神社や鬼の洗濯板だけではなく、島が貝殻でできており、ジャングルのような亜熱帯植物が茂り、明らかに周りと違う不思議な島です。
他にも、恋愛、縁結びのスピリチュアルポイントということもあってか神社には、隠れハートが散りばめられています。
「ハートを探してみるのも楽しいです!」
「青島は日向神話のラブロマンスの舞台なんですね。」
「長距離の移動と睡眠不足で頭が重くなってましたが、ここ“青島神社”の良いエネルギーに触れると、スッキリと頭が軽くなった感じがしました。」
鵜戸神宮
私たちはプリンセスラインとも呼ばれる“日南海岸”をさらに南へ…
宮崎から鹿児島にまたがる国定公園日南海岸内にある通称
「日南フェニックスロード」
日本の道100選にも選ばれている海岸線の道です。
「どうしても ここへは行ってみたかった。その理由は、男の子として やっぱり“おっぱい”に興味があるから…(笑)」
「そんなよくわからない理由から立ち寄った場所は…」
「鵜戸神宮」
鵜戸神宮は、宮崎県日南市にある神社。旧社格は官幣大社で、現在は神社本庁の別表神社に指定されている。 日向灘に面した断崖の中腹、東西38m、南北29m、高さ8.5mの岩窟内に本殿が鎮座し、参拝するには崖にそって作られた石段を降りる必要があり、神社としては珍しい「下り宮」のかたちとなっている(Wikipedia)
「実はここ、先程立ち寄った青島神社での“山幸彦”と海神様の娘“豊玉姫”との恋が実り…
その後、二人の間に子どもができ、豊玉姫が陸に上がり、お産をしたとか…」
「なんと!この鵜戸神宮こそが、豊玉姫がお産をした場所だと言われているのです!」
鵜戸神宮の本殿には独特な形の岩があるのですが、この岩に豊玉姫が乳房をくっつけたところ、岩からお乳が滴るようになったと言われています。
以来、女性の乳房の形をしたその岩が
「おちちいわ」
と呼ばれるようになったとのこと…
「雄大の言う“おっぱい”の意味がわかりました(笑)」
それから鵜戸神宮は安産や育児・縁結びなど、女性の健康・幸せを祈願する神社として、全国的にも有名になったのです。
いたるところでうさぎに出会うことができました。
神社には、ご祭神と最も近しい「神使」といわれる動物がいますが、鵜戸神宮ではうさぎが神使となっているのです。
「鵜」が「卯」から「兎」へと転じたと言われてるそうです。
自然の美しさはすごいです。
とくに鵜戸神宮の本殿へ向かい降りていく階段は海のすぐ側…
「下り宮」と呼ばれ神社の本殿が降りたところにあるのは全国でも珍しく
「日本三大下り宮」として有名だそうです。
薄暗い洞窟のなかにある朱塗りの本殿は、その大きさにおどろきます。
長い時間をかけて少しずつ岩が削られてできた洞窟内は、およそ1千平方メートル(約300坪)だとか…。
巨大な海蝕洞に極彩色の社殿は古く神仏混淆の名残りを残す。縁結び,夫婦和合,安産,漁業,航海の神様。
激しい波が押し寄せてくる岩場の景色はには、圧倒されます。
宮崎の有名絶景神社、鵜戸神宮は、自然の力を間近で感じ神秘的な絶景を存分に楽しめました。
シーサイドドライブ
大好きなハワイを彷彿させる、宮崎県の日南エリア。
南国ムードいっぱいの青島神社・鵜戸神宮など、アゲアゲスポット満喫しました。
私たちは、昭和30年代後半から50年代初頭まで、新婚旅行のメッカだったという
「日南フェニックスロード」シーサイドドライブコースを都井岬へ向け“ぶる~へぶん号”を走らせます。
「きらめく日向灘(ひゅうがなだ)を眺めながら、私たちも夕暮れ時のハネムーンドライブにしゅっぱーつ!」
タギリホテル…
「私たちは、今日、最後に立ち寄ってみたい場所があったのです。」
「それは、私がある雑誌をを見て強烈に、そのライフスタイルに刺激を受けたある場所…。」
平均気温、日照時間、快晴日数と全国トップクラス!
そんな 美しい海と温暖な気候…
美しい大自然が生んだ この宮崎に魅せられた
ある一組のご夫婦のお話…
「前から来るモノだけで生きていこう」と決め、モノもお金もすべてを一旦全部手放し、宇宙の流れに乗って生きてきた実際のストーリー。
日本各地の人や景色、食事、生き方、たくさんのものを感じ、遊び、作り…。
1年間キャンピングカーで日本中を旅した夫婦が選んだ定住の地…
そこは…
宮崎県串間市市木(いちき)にある…
タギリホテル
私たちは、今回、『TAGIRI HOTEL』でお風呂だけお世話になりました。
少ない時間でしたが、今まで雑誌やネットで見てきたご夫婦の世界観を実際にこの目に焼き付けられたことは大きく…
「とても不思議な感覚で 私の求めている、“創造”を“カタチ”にした言葉や映像、写真に突然、衝撃的に出逢いました‥」
「でも それは昔から知っているかのように懐かしく‥出逢えたことに、とても感謝します‥」
刺激をいっぱい受けながら すっかり暗くなった海岸線は…
“恋が浦サーフポイント”
“ぶる~へぶん号”は、ナビとヘッドライトの明かりだけを頼りに…
都井岬の付け根から鹿児島 大隅半島へと入って行きます。
「今夜は、どこで泊まろうか?」
甲殿Life~海辺のお家と小さな動く箱